適応症状
その他
症例1:足の小指側の甲が痛い
患者
60代 女性
来院
2018年 9月
症状
3日前にバス旅行で果物狩りに行った際、普段歩かないぬかるんだ道を歩いたせいか翌日に右小指側の足の甲が痛くなった。
もともと右膝と腰の痛みがあり月1回程度で定期的なメンテナンスで来院している。
治療内容と経過
膝の動きが悪く(屈曲90度程度)長時間のバス移動や慣れない歩行から股関節や太ももの裏にも負荷がかかっていたと考え、股関節と太ももの裏の圧痛を確認。
どちらも圧痛はなく、足の甲の限局的な症状とみた。
右足のアキレス腱が固かった事から、お出かけ用の履き慣れない靴で歩いた事で足のアーチが崩れた事が原因と予想。
足のアーチに特に重要とされる骨を確認していくと立方骨が下がっていたため、腓骨を引き上げ立法骨を押し込んだ。
使用した主なツボ
なし
まとめ
足のアーチが崩れると、足の裏や甲に痛みが出やすい。特に現代では高機能のインソールやハイヒールなどを履いて足裏を鍛える事が少なく、アーチが落ちてきてしまう人が多い。
どのアーチが崩れているのか診断をし足の裏の骨だけではなく、足の裏の骨が落ちてしまう体重移動の要の骨(腓骨)も同時に調整することで足の甲の痛みをとることができた。